では、建築会社選びに失敗してしまったらどんなことが起こるのでしょうか?
実際に私が聞いてきた失敗談をまとめてご紹介しようと思います。
この記事を読むことで
・建築会社選びの大切さ
・建築会社選びでチェックするポイント
・建築会社選びを失敗しないための行動
がわかります。
ぜひ最後まで読んで、より良い建築会社が選べるようになってほしいと思います。
それでは、解説していきますね!
建築会社選び失敗!体験談
建築会社が倒産した
よくある失敗談の一つがこの「倒産」です。
この場合「瑕疵担保責任保険」に加入していれば他の業者が責任を持って最後まで施工してくださることになっています。
ただ、万が一この「瑕疵担保責任保険」に加入されていなかった場合は、弁護士等に相談して対処することになります。
契約の際に必ず「瑕疵担保責任保険」に加入しているかどうかを確認しておきましょう。
建築会社と連絡が取れない
ウッドショックや半導体ショックなどで、工期や納期に遅延が発生している会社が多いです。
この場合、建築会社が施主に対して
「〜〜〜〜という理由で工期が伸びています。」
と原因や理由を伝えて、今後のスケジュール等を組むことになるのですが、一切このような説明をせずに連絡が途絶える会社もあるようです。
変更をお願いした図面が2週間経っても送られてこない。
次回の打ち合わせを決めようとせず「また連絡します」で終わらせる。
など、打ち合わせやスケジュールが大幅に遅れているのに理由などを知らされていない方もおられました。
賃貸物件の家賃や、ローンを組む時期などにも関わってくるので、原因や今後の予定をできるだけ明確に伝えてもらうようにしましょう。
今後の信頼関係にも関わる大切なポイントとなります。
床下にカビが!!!
工事が始まって、現場を見に行った際に発見した床下のカビ。
基礎コンクリートの部分が濡れていて、水たまりが出来ていたそうです。
床下は当然カビていて、施主が激怒。
建築会社に写真を送って「工事をやり直してほしい」と伝えたそうです。
しかし建築会社の対応はひどいものでした。
問題はありません。
どこもこんなもんですよ。
この対応が「おかしい」と気づいた施主は、カビ除去専門の第三者機関に相談されました。
カビ除去専門業社は驚いて
これはひどい!
と一言。
そこで工事は一旦中止になり、カビの除去が始まったそうです。
もちろんカビの除去については建築会社の負担になりましたが、除去しても不安は拭えないと言っておられました。
こんな会社も実際にあるので、必ず工事中の現場には頻繁に訪れるようにしましょう。
建築会社の見極めは最重要!
建築会社選びがなぜ重要なのか、もし失敗するとどうなるのか、実際にあった事例を通して感じて頂けたかと思います。
実は私も、とある建築会社にぼったくり附帯工事費用を上乗せされた見積書をもらって驚いたことがあります。
地域の工務店は、大手ハウスメーカーと比べて資金力がない会社もあるので、倒産のリスクに関してはしっかりと見極める必要があります。
契約の際は「瑕疵担保責任保険」に加入しているかどうかをしっかりと確認しておきましょう。
建築会社はこうやって見極めろ!
建築会社のチェックポイント
✔️注文・規格・建売など
✔️土地や中古物件の情報に強いかどうか
✔️請負工事エリア
✔️建物価格の目安(坪単価はNG)
✔️工法
✔️断熱材やUa値
✔️基礎や木材の種類
✔️耐震等級
✔️エコ性能
✔️照明・カーテン
✔️外部水栓・外部コンセント
✔️TVアンテナ
✔️食洗機やスマートキー
✔️ニッチや可動棚
✔️カップボード
✔️トイレ2個
✔️住宅瑕疵担保責任保険(必須)
✔️シロアリ保証
✔️定期点検(修繕費は別途必要)
✔️防水保証(バルコニーなど)
✔️地盤保証(地盤補強した方)
✔️施主支給
✔️長期優良住宅・ZEH
✔️太陽光や床暖房
✔️ガレージや外構工事
✔️全館空調や換気方法の変更
✔️薪ストーブなどの特殊工事
✔️店舗内キッズルーム
✔️パースイメージ
✔️VR
✔️白模型
✔️オンライン打ち合わせ
✔️夜間打ち合わせ
✔️OB宅訪問や宿泊体験
これは基本的な内容としてチェックしておこう!
もちろん、必要ないと感じている部分は省いても大丈夫だよ!
きしこ流「ここ見とけチェックリスト」
ここからはプラスαでチェックしておくと良いことをピックアップするよ!
30社以上比較してきたからこそ学んだ「隠れチェックリスト」公開!
✔️社長と話せるか
✔️設計士同席の打ち合わせ
✔️見積書が明確か(質問したら丁寧に説明してくれるか)
✔️完成見学会に参加した時の評価
✔️迅速な対応(メールなど)
✔️提案力(間取りなど)
✔️地域の気候や学区、過去の自然災害などに詳しいか
✔️ローンや登記など書類の説明や支援
✔️補助金等の説明と手続き支援(トラブル多発)
✔️融通が効くか(間取りや海外製品など)
✔️地鎮祭・上棟式(費用や規模の確認)
この最後のチェックポイントは、意外と見落としがちなポイントになるので要注意です!
契約したはいいけれど、書類の書き方などを丁寧に教えてくれない会社や、提案がワンパターンな会社など様々です。
なるべく複数の建築会社を比較して、より良い建築会社を選んでくださいね!
建築会社の比較は「一括資料請求」がオススメ!
特に大手ハウスメーカーはカタログが作り込まれていて参考になるよ。
地域の工務店は自分の足で比較、大手ハウスメーカーはカタログで予習!
建築会社選びで失敗しないためにできる3つのこと
住宅展示場へ行く前に予習をしておく
住宅展示場は一度に何件ものハウスメーカーを見ることができるので魅力的ですよね。
でも、住宅展示場ってそもそも大手ハウスメーカーがほとんどで、一般的な家とは違う「魅せるための家」であることを忘れないようにしましょう。
とても素敵な建物が多いので、
素敵!!
この会社に決めたわ!
なんて1〜2軒しか見ないで決めてしまう人も多いです。(SUUMO調べ)
建築会社は比較してこそ、それぞれの魅力がよくわかってくるものなので、ぜひたくさんの会社を比較して下さいね!
共働きだし、
子連れだし、
そんなにたくさんの会社を回れないよ〜!
という方は、一括でカタログを請求して家でゆっくり見て下さい。
気になる会社を絞って、話を聞きに行くことができるので時短にもなりますよ。
間取りや資金計画書がもらえるので、家づくりの予習にもなります!
地域の工務店を調べてみる
実際に、地域の工務店へ訪れてみて下さい。
大手ハウスメーカとはまた違った魅力がたくさんあります。
広告宣伝費などを削っている分、リーズナブルに建築できる会社も多いです。
また、地域密着方なので地域の土地情報などにも詳しい会社が多いですよ。
我が家は大手ハウスメーカーから地域の工務店に変更したことで、1000万円の減額に成功したよ!
大手ハウスメーカーだけでなく、地域の工務店もしっかり比較してみて下さいね。
自分たちの価値観を大切にする
家づくりの情報を検索しているうちに、
何が正解なのか分からなくなってきた・・・
とパニックになる方も多いです。
InstagramやYouTube、WEBサイトなど、たくさん情報が出ているので混乱するのも然りです。
ただ、ここで大切にして欲しいのは
「自分の軸を大切にする」
ということ。
建築会社だけでなく断熱性能や家の構造、住宅設備などなど、もちろんとても大切なのですが
「必要かどうか」
はその人の価値観や住んでいる地域などによって変わります。
情報を鵜呑みにするのではなく、自分たちの生活スタイルに必要かどうかをしっかり見極めることも大切です。
ぜひ、自分たちの生活スタイルや予算などに当てはめて考えてみて下さいね。
私は「家にお金をかけすぎない」という価値観が譲れなかったから、できるだけ身の丈ハウスを目指したよ!
このサイトを見て「もっと家づくりの勉強をしたい!」と感じた方は、ぜひこちらのサイトもご覧ください。
建築士やFPさんと協力して制作している「家づくりの教科書サイト」です。
Instagramでも家づくりに役立つ情報を発信しておりますので、ぜひフォローして一緒に学んでくださいね!
参考になれば幸いです!
こんにちは!きしこです。
「建築会社選びが明暗を分ける」
と私は思っています。