こんにちは!きしこです☆
私には小学校1年生の息子と年少の娘がいます。
息子が2歳の時、発達検査を受けました。
そのことについて、お話ししようと思います。
私は保育士なので、
「保育士」としての目線
と
「母親」としての目線
の両方を持ち合わせています。
そこを前提として読んでいただければ幸いです。
![](https://i0.wp.com/lifelong-study8.com/wp-content/uploads/2020/06/ben-white-4K2lIP0zc_k-unsplash.jpg?resize=300%2C200&ssl=1)
発達障害かな?と思ったきっかけ
とにかくよく寝る子だった
真夏の朝、予定日より1週間早く生まれてきた息子。
生まれた日から、本当に良く寝る子でした。
「新生児の間は1~2時間おきに授乳する」
と先輩ママから聞いていたのですが、
4時間も5時間も眠る赤ちゃんだったので、産後4日目にして乳腺炎になりました。
助産師さんは
「ママ思いの子だね~。こんなに寝てくれる子はなかなかいないよ。」
と珍しがっていました。
その後も、睡眠に関してはほとんど困ったことはありません。
7か月ごろに2~3日夜泣きのようなものがありましたが、その他は12時間以上眠る子でした。
もちろん、お昼寝も毎日していました。
ちなみに、小学生になった今でも休みの日は10時間くらい寝たりします。笑
ほかのママたちが「寝なくて困る」という話題で共感しあっているときに
「寝すぎ・・・?」と不安になっていました。
歩き始めるのが遅めだった
しっかり歩けるようになったのは、1歳2か月の頃でした。
ハイハイは猛スピードでしていたのですが、歩けるようになるのが周りの子たちより遅くて心配しました。
結局、1歳2か月で歩けるようになった途端、歩けなかったのがウソのように歩くのが上手になっていきました。
「1歳半までに歩ければ心配ないよ」
と言われても、心配で心配でたまりませんでした。
![](https://i0.wp.com/lifelong-study8.com/wp-content/uploads/2020/03/luke-michael-EOwsjoz6MCk-unsplash.jpg?resize=264%2C175&ssl=1)
偏食がひどかった
離乳食の時は大丈夫だったのですが、1歳ごろから偏食が始まりました。
果汁が苦手でフルーツは一切食べなかったので、熱が出た時はゼリーや果物があげられなくて困り果てていました。
野菜はほぼ生野菜しか食べませんでした。
キュウリやレタスなど、パリパリ系食感の野菜が好きで、根菜の煮物やトマトなどは全く食べませんでした。
麺類・粉類・白ご飯・唐揚げ・牛乳・・・
主に食べていたのはこれくらいでした。
保育園でもいらないものはポイポイ床に捨てていたそうです。
4歳ごろまで偏食はとてもひどかったです。
「味覚、敏感だな・・・」
とよく不安な気持ちになっていました。
噛みつき・ひっかき
毎日のように保育園でお友だちを噛んでいました。
引っ掻いたり、叩いたりしてお友だちを傷つけたこともありました。
保育園で毎日、相手の保護者さんに謝っていました。
「すみません…本当にすみません…」
帰りの車で何度も泣きました。
成長過程。
そういう時期。
みんな通る道。
今だけだよ。
そんな温かいことばも受け入れられない程、悩んでいました。
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ことばの出始めが遅かった
2歳になってもことばがなかなか出ませんでした。
噛みつきは、それが原因だったのもあるかもしれません。
喃語と呼ばれる
・ブーブー
・ワンワン
・マンマ
など、本当に少しのことばしか出ていなかったので親である私が焦っていました。
多動だった
足こぎ車に乗って保育園の廊下を走り回っていました。
毎日毎日・・・
何回も、何往復も…
それも猛スピードで、歩いている人や障害物があってもお構いなし。
「帰るよー!」
「おしまいするよー!」
「ないないしよー!」
私のことばなんて全く届いていませんでした。
毎日のように、大暴れして抵抗する息子を抱えて帰りました。
「あぁ・・・多動かもしれない・・・」
そんな不安ばかりが募っていきました。
公園へ行くと、私のことを忘れてしまったかのように一人でどこまでも行ってしまいます。
高い高いジャングルジムにも上るし、遊具の上でも走り回る。
いっこうに降りてこない。
知らない人に平気でついていく。
そういえば、小さいころから人見知りもほとんどありませんでした。
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発達検査を受けるきっかけと思い
発達検査を強く希望した
私は自分が働いている園に息子を預けていました。
そう、「母子登園」ってやつです。
担任のクラスは別でしたが、同じ園に園児と職員として通っていました。
元々、いろんな面で息子のことが心配だったので
「発達検査を受けたい」
と伝えていました。
園には市の保健士さんが気になる子を見に来てくれる「巡回相談」という制度があります。
そのときに息子を見てもらうようお願いしました。
こうして、発達検査を受けられることになったのです。
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発達検査を希望した理由や思い
「発達検査」と聞くと、嫌がる保護者の方がとても多いと思います。
実際、保育士をしていても
「検査は受けません。」
「うちの子、大丈夫なんで。」
「なんで検査なんて受けなきゃいけないんですか?」
という反応の方が多いのが現実です。
でも私は「早期発見・早期療育」に賛成派でした。
それには理由があります。
身近に、
大人になってから発達障害だと診断された人がいるから
です。
小さいころから
「変わっている子」
「手のかかる子」
でした。
やっぱり、大人になってからも生きづらく、社会に馴染めず、とても苦労しています。
そんな姿を見てきたので、もし自分の子が発達障害だったら絶対に「早期発見・早期療育」しようと決めていました。
・発達障害ではないと信じたい。
・でももし発達障害だったとしたら、息子に合った療育を早い時期から始めたい。
・そして、苦手な部分を補えるようにしたい。
・得意な分野を見つけてあげたい、伸ばしてあげたい。
そんな思いをずっと抱えていました。
そのころ主人は単身赴任で別居していたので、
「そんな検査受けてどうするの?」
「まだ小さいしできなくて当たり前だよ!」
とどちらかというと反対していました。
もちろん、その通りなんです。
月日が経てば悩んでいたことがウソのように成長したり
一過性のものでいつの間にかなくなっていたり
「気にしすぎ」「個性」で済む場合もたくさんあります。
もちろん、そうだったらいいんです。
そうだったら。
でも、そうじゃなかったら?
「あの時、検査を受けていれば…」
「もっと早く気付いてあげていたら…」
そんな風に後悔しても遅い場合だってあるんです。
やっぱり、気になる。
そんな思いがあって、私は息子の発達検査を受けようと決心しました。
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「発達検査」いつごろ?どんな検査?結果は?
少し昔の話なので、覚えている範囲で書きます。現行のものとは少し違っているかもしれませんのでご了承ください。
何歳ごろ発達検査を受けたのか
息子がちょうど2歳のころでした。
2歳0か月、誕生月です。
今から5年ほど前に受けました。
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発達検査ってどんなことをするの?
まずはパーテーションで区切られた机と椅子のある部屋に通されました。
保育園の担任保育士も同席です。
同僚なので、何だか変な感じがしました。
すぐに、検査が始まりました。
ハサミ・車・犬・ボールなどがかかれたパネルがありました。
「ハサミはどこ?」
「車はどこ?」
こんな感じで指をさして答えることができるかどうかの検査でした。
次はパネルの絵を隠して
「犬はどこにいたかな?」
「車はどこにあったかな?」
と記憶力を試すような検査でした。
・ブロックを積む検査
・ブロックで保健士さんが作った形と同じものをつくる検査
・大きい、小さいの理解力の検査
・「1こちょうだい」が伝わるかの検査
など市の検診でもあるような検査を細かく、長めにするという感覚でした。
次に、廊下へ出ました。
息子を歩かせて、歩行のバランスなどを見ているようでした。
階段の上り下りもありました。
その後すぐに結果が報告されました。
詳しい検査結果は後日郵送で届くということでした。
園にも後日届けられるということでした。
少し前の話なので、抜けている部分や違っている部分があるかもしれません。
私の記憶では、こんな感じで発達検査が行われました。
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発達検査の結果
発達検査の結果、
「発達障害ではない」
という診断が出ました。
ADHDだと思い込んでいたので、拍子抜けしたことを覚えています。
そして、さらに驚いたのは
「平均よりも理解力が高い」
という検査結果でした。
検査結果は数値で出されるのですが、その数値が高かったのです。
そして、もうひとつ驚いたのは
「運動能力が平均よりも低い」
という検査結果でした。
多動かと思うほど体を動かしていたし、公園の遊具もひとりでスイスイ上り下りします。
なのに「運動能力が低い…?」ってどういうこと?
私は驚きと同時にショックを受けたことを覚えています。
保健士さんは
「階段の上り下りのときに上手くバランスがとれていません。」
と言っていました。
その時、初めて気が付きました。
・アパートなので家に階段がない
・階段があってもいつも抱っこしている
思い起こせば階段の上り下りをほとんどさせていなかったんです。
それを保健士さんに伝えると
「練習してくださいね。」
ということでした。
練習して治るのであれば、練習するしかない!
ということで実家の階段で練習したり、買い物に行ったときにエレベーターではなく階段を使ったりして慣れる機会をつくりました。
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発達検査のその後
「発達障害ではない」
と診断されたものの、まだまだ不安要素はたくさんありました。
が、発達検査を受けた数日後から急にことばが出だしました。
「ずっと溜めていたんだね~」
「爆発的にことばが出だすタイプだったんだね~」
なんてことを周りの人に言われました。
めちゃくちゃ心配していた不安要素が、ひとつ解消された瞬間でした。
ことばが出だすと、自然と噛みつきや引っ掻きも減っていきました。
やっぱり、ことばで伝えられないという部分が大きかったのかなと思いました。
偏食は相変わらずでした。
保育園の給食で少しずつ慣れて、今では苦手なものも減りました。
そして、苦手なものでも頑張って食べられるようになりました。
多動は相変わらず不安なままでした。
2歳10か月のころ、スイミングの体験会で準備体操の時に1人だけ走り回っていてヒヤヒヤしました。
でも年少になって、保育園でしっかり座って話が聞けていることに驚いたのを覚えています。
それ以降は、多動がウソのようになくなりました。
時々、テンションが上がると私の声が届かなくなりますが・・・。
そして今でもよく寝ます。
これは遺伝かもしれません。
私も夫も良く寝るので・・・笑
本当に少しずつですが、明らかに成長しているのでこれからも温かく見守っていこうと思います。
そして、何か苦手なことや難しいとにぶつかったときは
「あなたらしさを大切に」
「いつでも味方でいる」
「焦らず、ゆっくりでいい」
ということを伝えていけたらいいなと思っています。
「発達障害かもしれない」と思っているお母さんに伝えたいこと
不安があるなら保育園の先生や保健士さんに伝える
子育てについての不安は誰にでもあると思います。
そして、その不安は1人で抱え込まずに相談することが大切です。
家族、友だち、先輩ママ、ママ友・・・
そしてもし保育園や子ども園に通っているのであれば保育園の先生。
家庭で育児をしている場合は市の子育て支援員さんや保健士さん。
保育士目線で言わせていただきます。
「家での姿」だけではわからないことって本当にたくさんあります。
実際に私が経験した例を挙げると
・家では噛みつきなんて見たことがなかった
(兄弟など噛む対象がいない、いつも私がそばにいた、欲求が満たされないままになることが少なかった)
・苦手な食べ物を床に捨てたことがなかった
(そもそも苦手なものは刻んで練り込んだりしていた、食べないので好きなものを準備するようにしていた)
こんな感じです。
担任の先生に聞いて初めて知った息子の一面もたくさんありました。
人はそれぞれ目線が違うので、
・集団生活の中での様子
・専門的な知識のある人の見解
・たくさんの子どもを見てきた人の見解
が知りたいのであれば、園の先生や保健士さんに聞くのがイチバンです。
特に担任の先生は平日の朝~夕方までお母さんの代わりに子どもを見ています。
保育士と言ってもいろんな人がいるので何とも言えませんが、良い先生は本当に愛情深く子どもたちに接しています。
「先生に相談したから子どもが変わる」わけではありません。
しかし、
・気持ちがラクになる
・園での様子が詳しく聞ける
・園での声掛けや対応を考えてくれる
・アドバイスが聞ける
・事例など経験をもとにした話が聞ける
このようなメリットがあります。
家族やママ友とは違う目線でアドバイスしてくれる人の意見も参考になるかもしれません。
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「早期発見・早期療育」の大切さ
近年、「大人の発達障害」が増えていると言われています。
私はその考えについて反対派です。
なぜなら、
「大人になってから発覚した」
だけで、本当は
「幼少期からその傾向があった」
という方が正しいと思うからです。
発達障害は先天性のものなので、後天的に大人になってから発症するものではありません。
大人の方が発達検査を受ける際にも幼少期のことを聞かれます。
学生時代のテストの点数や成績を聞かれます。
本当は小さいころから
「変わっている」
「馴染めない」
「マイペース」
という何らかの気になる点はあったはずです。
「大人の発達障害」ではなく
「発達障害に気付かずに大人になった」のです。
そしてそれは、社会に出てからではどうにもならない大変な事態を起こすことだってあります。
・詐欺に騙される
・仕事が続かない
・人とうまく関われない
などがその例です。
「発達障害だと気づかずに大人になった」方を身近で見てきた
からこそ
「早期発見・早期療育の大切さ」
がわかります。
そして、同じ思いを抱えるお母さん方にその大切さを伝えたいです。
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発達検査を受けるメリット・デメリット
実際に息子の発達検査を受けて感じたメリット・デメリットを解説します。
発達検査を受けるメリット
・発達障害であった場合、早期から療育を受けることができる
・発達障害ではなくても、苦手な部分がわかるので意識的に補うことができる
・園の先生も園生活での声かけや対応に配慮することができる
・専門家に見てもらうことでモヤモヤ悩んでいた気持ちがラクになる
その子に合った声掛けや対応の仕方を教えてもらうことができるのが最高のメリットです。
しかも、専門的な知識のある方に教えてもらえるので受けるべきだと私は思います。
園での保育に関しても、配慮してもらえるので子どもにとっても良いこと尽くしです。
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発達検査を受けるデメリット
・厳しい現実を受け止めなければいけない可能性がある
・周りの目が変わることもある
・保健士や自治体によって見解が変わる部分もある
・発達障害だとわかっても、療育期間が混み合っていてなかなか療育を受けられないこともある
デメリットとしては、精神的な部分や深刻な人員不足など様々なものがあります。
発達検査を受けると、良くも悪くも「ハッキリとした結果」が出ることが多いです。
息子の場合も、後日送られてきた検査結果の詳細にハッキリとした数値が書いてありました。
ですが検査は「ヒト対ヒト」なので、その日の調子や担当の保健士さんによっても多少の誤差はあると思っています。
メリットとデメリットは紙一重です。
考え方次第で変わることもあります。
ハッキリした数値でわかるからこそ、ショックを受ける
ハッキリした数値でわかるからこそ、的確な対応ができる
デメリットよりもメリットがもたらすものの方を優先して欲しいと個人的には思います。
また、人員不足や機関不足は深刻な問題です。
発達検査自体、受けたくても受けられない自治体もあるようです。
療育機関は超満員で、個別の療育に関しては月に1回しか受けられないなんてことがほとんどです。
結局、教えてもらった対処法や声掛けを自宅でパパやママが行っていくことになるかもしれません。
しかし、だからといって何も動くことなくモヤモヤしていると小学生になってから子ども自身が大変な思いをする可能性もあります。
余談ですが、事例をひとつご紹介しておきます。
保育園で担任の先生がAちゃんの保護者に発達検査を勧めました。
保護者は怒りました。
「なぜ受けなきゃいけないんですか!?」
「検査なんて絶対に受けません!」
保護者の承諾を得ることができず、発達検査を受けないままAちゃんは小学生になりました。
卒園して数ヶ月後、Aちゃんの保護者が園に訪れました
「先生…うちの子、通級(特別支援学級)になりました。」
「どうすればいいですか?」
卒園児を思いやる気持ちとは裏腹に、もう園児ではないのでどうしてあげることもできないのが現実でした。
保護者の話を聞き、ある程度の相談に乗ることくらいはできますが、具体的に手助けしてあげることはできません。
「あのとき、検査を受けていればよかった…」
そう言って保護者は泣いていました。
検査を受けていたとしても、通級になるという事実は変わらなかったかもしれませんが、就学前から小学校に向けての心の準備が変わっていたと思います。
園でも手助けできることがあったかもしれません。
苦手分野を少しでも伸ばすことができたかもしれません。
「たら・れば」は無意味ですが、保護者の方はとても悔やんでおられました。
このような事例は、珍しいことではありません。
保育園のころ気付かなかったことが、小学校になって明らかになる可能性もあります。
苦労するのは子ども自身です。
お父さん・お母さんではありません。
子ども自身が、自分で生きていく力をつけられなければ、将来どうなるのでしょうか?
現実と向き合うことは辛く、悲しいこともあります。
しかし親として、現実と向き合って対応していくということは必要不可欠です。
参考になれば嬉しいです。
きしこ
初めまして。Instagramのマイホームのアカウントからブログの方を覗かせていただきました。私は小学校の教員をしており、今は3ヶ月になる息子の育休中です。この記事を読んで、たくさん考える部分があったので思わずコメントしてしまいました。私自身の教員としてのキャリアはまだ7年ほどですので未熟ではありますが、様々な家庭環境、発達段階の子どもたちを目の前にしてきたことが多かったので、発達に関する見方や考え方はかなり意識してきました。「(大人にとって)困った子は(子ども自身が)困っている子だ」ということを常々考えながら指導しています。巡回相談に来てもらい、保護者にも発達検査を勧めることがよくありましたが、その時の伝え方はかなり難しいものがあるなと感じています。ただ、発達障害であるというレッテルをはりたいわけではなく、成長するにつれて子どもが困らないようにするため、自立していくために、保護者や教員が同じ方向性で教育していきたいということを理解していただくように努めています。やはり通級教室や特別支援学級に偏見をもっている保護者は多いですから、正しく前向きに捉えていただき、子どもたちの成長を見守り支えていきたいなと思います。自分の子を持ったことで、また見方や考え方が変わるかもしれませんし、自分の子がいざそうかもしれないと思うと、きっと悩まずにはいられないかもしれませんが、あくまで子どものために何ができるのかということを忘れなければ、前を向いていけるし親自身も強くなれるのかな、と思いました(^^)貴重な体験談をありがとうございました。お子さんの成長する姿や、悩みを乗り越えてこられたきしこさんの強さに思わずうるっと来てしまいました。長々と失礼いたしましたm(._.)m
始めまして。とても励みになるコメントを頂きありがとうございます。今回、この記事を書くにあたり本当に様々な葛藤がありました。でも自分の体験を赤裸々に伝えることで、同じような悩みを抱えている方の気持ちが少しでも楽になればと思い、記事の公開を決心しました。保育園とは違い、小学生になるとテストの点数や授業の取り組み方など明らかな差が見えてくると思います。保育士は、それを事前にサポートできるよう巡回相談で保健士さんともお話しするのですが、保護者の方に理解していただかなければ行動に移すことができない現状があります。保護者の方々のお気持ちは察しますが、将来困るのは子ども自身であり、それを防ぐための早期発見・早期療育はやはり大切だと改めて思いました。実は私も、「もしかして・・・」と我が子の発達について悩んでいた時、ネットで事例を探して読み漁っていました。その時に、同じようにブログやSNSで発達障害や検査について発信しておられたお母さんの記事を読んで気持ちが楽になりました。保育士ですが、我が子のことについては冷静でいられなかった記憶ばかりです。保育士としても、母親としてもまだまだですが子どもにとっての母親は私しかいないので、強く・温かく見守り続けようと思います。